(下の文章の文責:一寸小丸さん)
サラリーマン新劇喇叭屋 Vol.11「JINSEI GAME」9月10日(初日)
7時半(1:40') 新宿シアタートップス 自由席1900円、指定席2200円
作・演出/鈴木聡 03−310−1628 24日まで(17日休演)
ファミコン「人生ゲーム」は、二者択一の人生シミュレーションゲーム。消極的な
Aボタンを押し続けてきたおぢさんにとって、波瀾万丈のBボタンは夢。ゲームと
は言え、Bボタンを押し続けるうちに・・・。おもしろい。よくできてるぞ。充分
楽しめました。だけど、何なんだろうこの憤りは。あんだけ面白いBボタンを見せ
といて、ヒキョーだよなあ、逃げてるんだから。ズルイよ、スタンスを示さないな
んて。Cボタンだって、口だけで実際は選んでないし。Bボタンを選びたくて思い
悩み、でも選びたいと願い続けるとこがいいのに、選ばないのを認めちゃうような
のは(そう思えた)ズッコイやい。だいいち、人生の岐路の瞬間はわかっても、B
ボタンが何かって問題が難しいのに逃げてるしなあ。まあ、スゲー難しいテーマな
んだから、もちっとツッコンで欲しかったぞ。
見終わって「押し倒せない私だが、今日も朝からBボタン選んでしまい、ちっとも
面白くない状況になってる身としては・・・ぶつくさぶつくさ」
(下の文章の文責:一寸小丸さん)
サラリーマン新劇喇叭屋ももぐみ+松本・小山(遊◎機械/全自動シアター)
「単純な場所」 5月16日3時(1:41')
銀座小劇場 指2300円 自2100円 5/12〜17(8ステ)
作・演出/役者の共同作業 監修/鈴木聡 03-5420-4620 客100(満員)
サラリーマン新劇喇叭屋の中堅の福本・岡山・木村に、溝口・平田・弘中の3女優
を加え(ももぐみ)、遊◎機械の松本一郎・小山彰一を迎えて送る、オムニバス・
セッション。役者自らがホンを作り、構成した。
小丸は正直言って、サラ新が好きじゃありません。と言っても1回しか見ていない
わけで(JINSEI GAME)、早計です。感触として、鈴木のホンと、サラリーマン新劇
という劇団名に抵抗を感じてるわけです。今回は、鈴木は監修止りですし、遊◎機
械の白井さんも関わっているようなので、チェックしました。「ホンが役者のだ」、
という一点にかけてみました。さて・・・。
すげぇ面白かった。いえ、ホンはダサイです。テレビドラマによくあるシーンをい
ろいろ持ってきたようなもんで、面白みにかけます。(でも、バリエーションが豊
かで楽しめましたけど) それでも面白かったのは「役者」です。特にサラ新の3
人の男優は、とても良かったよ。福本伸一はテンションが高くて、フットワークも
軽く、早稲田系の芝居があってました。サードステージ当たりと交流させると面白
いかもしれません。岡山はじめは太ってまして、個性がウリですが、実にうまいで
す。男性ソープランド嬢(ちょいとカマっぽい)が、完コピで見事でした。でも、
うますぎて、ちょっと面白みにかけるとこもあります。木村靖司は、いいです。落
語家の昇太をかっこよくした感じで、いいボケします。一番好きですね。
意味のたくさんある芝居がほとんどでしたが、最後にやった「ペンキ塗り」みたい
な、あまり意味のないもんが楽しかったですね。役者の個性だけで、ボケとツッコ
ミで続けるやつ。福本・木村のコンビが、楽しいですね。笑わせていただきました。
サラ新って、ホンにしばられてる感じがしましたので、こうゆう野放し公演が好き
です。次回も期待してしまいますよ。
見終わって「サラ新は見ないけど、ももぐみは観るのだ。」
(下の文章の文責:まねきねこさん)
1/5(水)7:30-9:30PM 晴れ 新宿・THEATER/TOPS ラッパ屋
「腹黒弁天町」 作・演出:鈴木聰 満席
とりわけ、気分よし。快調。な運びのドラマもぐっとくるよ。
お話し。東京から地方都市・弁天町に赴任して来た新人教師二人。と置屋
芸者たち、教師たち。過ぎてなお見る夢と思いの物語。
夢を抱きながら現実を前にして、日々にながれる。それぞれの思いが胸に
くる。全体、ぱっぱらのあかるさで楽しく。そのなかでのほろ苦さ。
なかせるぜ。うまいなあ。今回、音楽での盛り上げとりわけ。ちと、感傷に
はしるけど。二人で走る映画みたいな場面も○。
(下の文章の文責:まねきねこさん)
7/3(日)5:00-7:00PM 晴 渋谷・青山円形劇場 ラッパ屋
”阿呆浪士” 作・演出:鈴木 聡 満席
熱いラッパ屋。楽しく、賑やか、そしてちと切ないのも◎。
お話し。江戸、元禄。赤穂浪士は討ち入りするかどうかで、もちきり。
それに目をつけた、浪人スカピン(福本)。魚屋八(岡山)、町たいこもち
一八(与儀)を仲間に一芝居。あだうちの偽狂言を、路上で仕組み、掛けで
一儲けの腹。ところが、思わぬ事で、うそがまことになって・・・。
舞台。3方に花道。正面にでか屏風。天井からは、浴衣、番傘と祭り提灯など。
くー、まずは中ジョッキ。おねえさん枝豆もね。な、ビアガーデン・ステージ
武士より武士らしい。でも、忠義じゃなく自分に正直なだけ。そこのとこ
志の高いあほう達。いい悪い、理屈じゃなく、すっと気持ちがいい。
炎y、相変わらずうまい。今回、ストリングス中心。懐かしの映画音楽て感じ
のが多い。盛り上げて楽しく、ちと泣かせもしてくれる。
魚屋、岡山さんがいい。ほんと気持ちいいキャラと演技。和田さんは、内蔵介の
娘。ひさびさ?、若い子役。凛としてて、きれいでうれしくなるねこ。
(下の文章の文責:まねきねこさん)
11/27(日)5:30-7:30PM 晴 渋谷・青山円形劇場 ラッパ屋
「三十郎大活劇」 作・演出:鈴木聡 客席8割
楽しいとこは○。音楽も好み。でもすっきりしない。ラストももたもた△。
お話し。昭和初期。戦争に巻き込まれながら反骨する映画人達。悲しさと夢。
主人公と取り巻く人々を丁寧に。ちとした会話は、しゃれててうまい。泣かせも
する。うんでも主人公のキャラ弱い印象。打ち上げるとことか、男気みせるとこ
の高揚感が、△。悲しいとこでもあるけどさ。
前回とおなじ熱をもったばか達がいい。好みは、もっと単純だった前回の方。
(下の文章の文責:まねきねこさん)
4/23(日)6:30-8:15PM 曇 新宿・シアタートップス ラッパ屋
「サクラパパオー」 作・演出:鈴木 聡 超満員(立ち見4)
相島さん、はまった愛すべき存在感○。渡辺さん、愛しい思いが感じられず△。
再演、Bキャスト。初演は2月で時期?。今回は、桜散り、天皇賞もあるという
ジャストタイミング。競馬場まで歩いて行けるとこ住んでるねこ。でも、競馬しな
い「くず」でおます。今日、競馬したお客は、どんな思いで観てたのかな。
信じる気持ちがほんとになる。こんな芝居は好き。鈴木 聡の「賭ける美学」台詞
も酔わせる。かっこ良すぎだけど、そこがいい。
魔性の女、でも恋した男への気持ちを大切にするヘレン。初演(Aキャスト未見)
の和田都のがいい。渡辺絵里子は、甘える女ってだけな印象。亭主を取られた女・
菅原の伊東由美子。ちょっと、いー姉御すぎ。生活感なし。でも、ねこは好き。
Bキャストで○は、冒頭に書いた相島一之。あと、明るい顔が好きな福本伸一、
岡山はじめかな。Aキャストも観たいけど、当日券は立ち見かなあ。(4/12-30)
参考まで、初演/今回のキャスト表など。
初演(93 2/7-14) 今回Aキャスト Bキャスト
的場博美 :木村靖司 木村靖司 相島一之(客演)
ヘレン :和田 都 和田 都 渡辺絵里子
田原俊夫 :福本伸一 菊地均也(客演) 福本伸一
岡部今日子 :溝口直子 溝口直子 弘中麻紀
井崎 修 :岡山はじめ 小林 隆(客演) 岡山はじめ
菅原幸子 :大草理乙子 大草理乙子 伊東由美子(客演)
横山一郎 :与儀省司 宇納 佑 竹内義明
柴田 達 :義若泰祐 俵木 藤汰(客演) 義若泰祐
実況嬰掛三 :竹内義明 伊東俊人
場内嬰掛三 :深澤美恵 深澤美恵
(下の文章の文責:まねきねこさん)
4/29(土)2:00-3:45PM 曇 新宿・シアタートップス ラッパ屋
「サクラパパオー(Aキャスト)」 作・演出:鈴木 聡 超満員(立ち見6?)
役者かっこいい、Aキャスト。いい。でも、Bキャストも愛着あり。
最前列。釣り椅子。お尻小さいねこは、へっちゃら。バーカウンターが眼前。
後ろ、ベンチに座る役者見えない。しょうがないので、心の目で見る。
でも、役者には一番近い。和田さん、1m前。えへへ。(゜_゜)こじわ増えたなあ。
東芸劇場(馬場にあった)で好きになって、8年。一緒に年取ったみたい。なん
だか嬉しい、身勝手ねこ。
ヘレンは、フリーク小野さんの言うように和田さんの役。Bキャストの渡辺さんは、
彼女をトレース(失礼)したみたいで、悲しかった。別のヘレンにならなかっ
のは演出のせいかなあ。小林、菊池さん。ねこにはカッコ良すぎ。とほほな、B
キャスト(岡山、福本)の方が好き。俵木さんは、表情豊かで○。
女優は、Aキャストの方、いい。大草さんは、律義で力強くて、酎ハイが似合う。
溝口さんは、不安な気持ちが感じられて巧い、好感。(4/12-30)
(下の文章の文責:まねきねこさん)
8/27(日)2:00-4:00PM 晴 下北沢・本多劇場 ラッパ屋(03-3394-6703)
「MONEY」 作・演出:鈴木 聡 前売、当日3500
10列目中央から 客席ほぼ満員(階段席あり?)
お話。熱海のホテル。ぐうたら女房にうんざりの次郎(岡山はじめ)は、謎の
女(和田都)に金庫やぶりの協力を申し込まれる。悩む次郎。が、ホテトル嬢
と知り合って心機一転。協力体制。他、金が入りよな事情の男女が集まって、
計画は進んでいく。それと。昔の彼女の結婚式に偶然行き合わせ、断ち切れな
い思いに気付いてしまった健一(福本伸一)。二つの物語はそれぞれの思惑を
絡めて行って・・。
ラストが、皮肉でにがい。結婚する彼女への告白を、金を得ることをきっかけ
にしようとする健一。でも、アクシデントで強奪した金は宙に舞いおじゃん。
その中を披露宴を終えた彼女が、男と去る。ボー然とする健一。明日に希望と
か、青年期の終わりとか、つくろうよりはいい。けど、夢がなくて寂しいねこ
「サクラパパオー」のが好き。
舞台。ホテルの部屋と階段の吹きぬけを切り替えたり、エレベータ内を見せ、
本音部分とか表したり。巧いセット。
笑いは、いつになく悪乗りでしつこい。やーさんに小学生言葉を言わせたりと
か、ガジェットの悪ふざけ多い。ラッパ屋はあんな笑いを取らなくても、いい
のにとか思うねこ。台詞は決め台詞調とか変わらず。分量はちと減る。
役者は、個性もバランスもいい感じ。けど、印象残った人は、今回ちとなし。
(8/22-27 8ステ、札幌9/1,2 3ステ)